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2011年7月12日火曜日

DK-SIS調査初の業界総粗利4兆円割れ

DK-SIS調査初の業界総粗利4兆円割れ(更新日:2011/07/12)

ダイコク電機(本社・名古屋市、栢森雅勝社長)は7月8日、東京都文京区の「東京ドームホテル」で、2010年のパチンコ・パチスロ業界動向をまとめた「DK-SIS白書2010」の概要を発表。昨年の業界総粗利規模が3.92兆円と、1995年のDK-SIS調査開始以来、初めて4兆円を下回ったことを明らかにした。市場規模縮小の最大の要因は4円パチンコの低迷で、アウトが対前年比約12%減(21540個)、稼働時間が同約12%減(4.3時間)を記録。飯田康晴DK-SISグループ長は「一方、1時間あたりの顧客の平均負け金額を表す時間粗利は09年の970円から1010円へと、1000円を突破した」と述べた上で、4パチの業績悪化→低玉営業の拡大→粗利の減少→4パチ客への負担増→4パチの業績のさらなる悪化という悪循環を招いていると説明。「その意味では、現在の低玉貸し営業の拡大傾向も決して喜ぶべき流れではない」と指摘した。そして、「4円パチンコの再生が急務」として、累計台粗利などの機種タイプ別貢献評価で、3年連続パチンコ部門のトップとなったライトタイプ(初当たりまでの平均投資金額3000円以上8000円未満)の積極活用を呼びかけた。一方、パチスロはアウト(対前年比約9%増の9920枚)、粗利(同約8%増の3624円)ともに大幅アップしたことを伝え、「主軸は設置台数比率が45.4%とほぼ半分を占めるART機。完全に復調したと見ていい」と述べた。同白書はDK-SIS会員の営業データを基に前年の市場を分析するもので、今年で8巻目。

プレイグラフ

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