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2002年7月12日金曜日

サミー、新機種『ゴーストショック』発表

サミー、新機種『ゴーストショック』発表(2002/07/12更新)

 サミー(株)では去る7月8日、マルハンパチンコタワー渋谷店において、新機種『ゴーストショック』のイベントを開催した。

 同店2階に設けられた特設会場には、大型モニターが2台設置され、同機の体感ゲームによるファン参加型の目押し大会が開催され、AT20ゲーム中にドットナビゲーションに合わせてどれだけ正確に早く目押しをできるかというルールで行われた。イベントには同機のキャラクターである、「オジョー」、「グーフィー」、「マミー」などに扮装したゴースト達が現れ、会場を盛り上げた。大会は予選、決勝が行われ、優勝者にはサミー公式の「目押し達人認定書」、「賢者の証」、「ジュウオウの灰皿」が贈られた。

 『ゴーストショック』は、「トリプルAT機能」を搭載したA400タイプ。ATはBB終了後に抽選が行われ、「V」か「N」が表示すればゲームに突入し、「?」はハズレとなる(各々の表示確率は1/3)。この抽選により「V」が表示されると初当たりを含め、2回ループのATゲームが確定される。また、初当たり以降のAT抽選は通常ゲーム時のドット演出により行われ、その間に再び「V」が表示されれば、さらにそこから2回分のATゲームが追加される。




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30パイの不正改造で同業者が名古屋地検に告訴

30パイの不正改造で同業者が名古屋地検に告訴(2002/07/12更新)

 愛知県で不正改造をめぐって同業者が名古屋地検に直接捜査を求めるという動きが確認された。告訴状が正式に受理されると、地検が直接捜査に乗り出すことになる。

 愛知県のパーラー業者が、30パイのパチスロ機に裏ロムを使っている疑いがあるとして、同じ県内のパーラー経営者を6月28日、名古屋地方検察庁に告訴した。

 訴えによると今年2月、客観的に異常と判断できる状況が確認されたため、愛知県警と所轄署に通報。問題の機械1台が押収された。しかし結果は「異常なし」。具体的な理由説明はまったくなかったとしている。

 同日提出された書類は計10点。検察事務官に接見した顧問弁護士の話では、告訴状はじめ業者が専門機関に依頼した実地調査資料や、同店の不正が疑われるネット情報、パチスロ機の構造説明書などが含まれているという。

 業者は1年前にも同店の異常を愛知県警と所轄署に訴えた経緯がある。だが結果は今回同様「異常なし」。立ち入りについては警察から事前に通告があったことが指摘されている。

 ただ顧問弁護士は「今回の対象はあくまで経営者。この経営者が不正機使用に関与しているかどうかが焦点になる」と説明。この経営者に対する直接捜査を依頼する考えだ。

 告訴状が正式に受理されるかどうかは今後の判定を待つしかないが、地検では提出資料を精査、必要のある場合は資料の追加提出を求める方針を示しているという。

「この問題にはもう丸2年以上かかわっている。相手に対して直接、(裏ロムを)外すように注意したこともあったが、どうしても聞き入れてもらえない。また、なぜ2回とも“白”だったのか、その具体的な理由を是非教えてほしいとも思う。いずれにせよ、もう検察にお願いするしかないと思った」(パーラー業者)と話している。




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トリプルエー、『CRむし虫ランド炸裂編』を発表

トリプルエー、『CRむし虫ランド炸裂編』を発表(2002/07/12更新)

 トリプルエーでは去る7月10日、エース電研・関東支社(東京・上野)において新機種『CRむし虫ランド炸裂編』の発表内覧会を開催した。

 『CRむし虫ランド炸裂編』は昨年同社から発売された『むし虫ランド』の後継機。そのためか、当日は台風6号が本州上陸という雨の中であったが沢山の関係者が訪れた。

 同機の注目ポイントとして挙げられるのが、第3種でありながら液晶画面を使用することで第1種との融合を実現をはかったこと。最近の第3種の中で唯一、確変確率1/2(リミッターなし)で、大当たり確率は通常時1/153.5、確変時1/15.35というスペックである。確変絵柄で大当たりすると、10カウント・15ラウンド(約2500発)の払出があり、通常絵柄だと、10カウント・1ラウンド(約150発)の払出となる。また、各種予告アクションの中でも「いみ虫予告」が注目でき、デジタル回転中にいも虫が出現するとチャンス。てんとう虫に変身すると大当たりが確定する。

 その他の予告機能としては、音で知らせる「サウンド予告」や光で知らせる「フラッシュ予告」が挙げられる。なお、8月4日から全国一斉に導入。




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大阪・千里丘観光開発が社員大会

大阪・千里丘観光開発が社員大会(2002/07/12更新)

 大阪・摂津市を中心にパーラー、飲食店、カラオケ、学習塾などを展開する千里丘観光開発㈱では7月9日、ホテルオオサカサンパレスにおいて、第45期社員大会を開催。あわせて、創立45周年記念祝賀会を催した。

 社員大会の冒頭、武友良雄代表取締役は「お客様に対する取り組みや姿勢など、日常の忙しさのなかで忘れてしまいがちだが、ここであらためて振り返ってもらい、反省すべき点は反省し、見直してもらいたい」と要望したほか、「Reborn千里丘という新しい中長期計画の発表があるが、そのなかで企業が歩む道、個々が歩むべき道や目標などをあげている。実績を積み上げ、これらを一つずつ大成してもらいたい」と述べた。

 引き続き、辻井正房専務取締役が44期の業績を発表したほか、2010年までの企業目標や方向性などを明確にした『Reborn千里丘』の概要を説明した。44期の営業成績については、過去の成功にとらわれずダイナミックな変革に取り組んだことを強調、とくにアミューズメント事業部(パチンコ店舗を展開)に関しては「4店舗の釘調整を外部に任せるのではなく、我々のなかで取り組んだ。また、CSによる業績アップにも取り組み、キャリアアップ制度も発足させた」(辻井専務)と報告した。その結果、同期の売上高は106億3900万円、税前利益が2億7800万円(速報)といずれも予算を達成したことを報告した。

 また、中長期的な企業ビジョンなどを策定した『Reborn千里丘』では、2010年までの企業目標に「ミニ・テーマパークの設立」と「各事業柱の構築」を掲げ、これからの9年間を3つのステップにわけ、これらの実現に向けて取り組んでいくことを発表した。とくに同年までの店舗数イメージとしては、AM店(パーラー)を11店舗、飲食店を21店舗に設定していることを明らかにした。

 なお、社員大会に先立っておこなわれた基調講演では、ディズニーランド(オリエンタルランド)で清掃、教育などを担当してきた鎌田洋氏(現㈱ヴィジョナリー・ジャパン代表取締役)が『企業の価値を高める”顧客満足“向上のヒントを学ぶ』をテーマに、ディズニーランドや高級ホテルなど、リピート率の高い企業や施設の要因などを紹介した。

 また、社員大会終了後、第2部として、同社創立45周年記念祝賀会が開催され、森川薫摂津市長などが来賓に訪れた。




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2002年7月5日金曜日

日電協が自主規制発表

日電協が自主規制発表(2002/07/05更新)

 日電協(國嵜隼任理事長)では7月4日、組合員会議を開催。射幸心を煽るような過激な回胴式遊技機を製造しないことを全会一致で確認した。なお、同日開かれた記者会見では、パチスロ機の射倖性に関する自主規制を発表した。以下、配布資料から抜粋。

【自主規制事項】

(1)型式試験の試射試験について最大出玉率停止順序の採択

「当該遊技機を遊技場で一般の遊技客が遊技する打ち順と、型式試験において試射試験時の打ち順が同じ停止順序となるように設計する。」

 現在、型式試験での試射試験の方法は、製造業者が申請する最大出玉率停止順序による機械打ちとされており、以下の前提条件がある。

・停止順序は、全部で6通りある。

・停止順序は、遊技状態によって変更せず、1種類で固定されている。

(2)最大差枚数を考慮した出玉率設計の採択

 「遊技場での1営業日当たりの最大差枚数が、10,000枚を超える頻度がほぼないように出玉性能を設計する。」

【自主規制仕様の実施事項】

1 自主規制仕様による遊技機の保通協への型式試験申請は、平成14年8月1日持込み予約分からとする。

2 平成14年8月1日以前に保通協へ型式試験を申請した遊技機であって、組合員の判断基準により、適度の射幸性を超えるおそれがあると認められる遊技機については、平成14年7月12日以降納入・設置を中止するものとする。

3 平成14年8月1日以前に保通協へ型式試験を申請した遊技機であって、組合員の判断基準により、今回の自主規制と同等の仕様と認められる遊技機については、特別な規制を設けないものとする。

4 上記2項「ただし書き」に該当し、かつ、現に営業所に設置されている遊技機で、平成14年7月12日以降納入・設置を中止したものと同等の遊技機は、自主規制が速やかに適用できるよう、各組合員にあっては、市場からの回収を図るなど最大限の努力をするものとする。




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ダイコク電機、名古屋で経営管理セミナー開催

ダイコク電機、名古屋で経営管理セミナー開催(2002/07/05更新)

 ダイコク電機(株)では去る7月1日、名古屋ヒルトンホテルにおいて「2002DK経営管理セミナー」を開催した。

 今回のセミナーは「業績UPの新データ管理論とは? 〜新台入れ替え回数や海物語シリーズだけに依存した営業で本当によいのか?〜」をテーマに、講師は同社コンサルプロモーションチームの飯田康晴氏が講演した。

 とくに飯田氏は(1)現状把握のポイント、(2)効率的PPMの考え方、(3)明確な出玉シナリオづくりなど、同社が新しく提案する経営管理法「釘割数管理」を含めた新しい管理フローについて説明した。

 また、「現在のパーラー営業では、評価に対する位置づけが明確にされていない。分かり易い通信簿のような基準値を設定し、データをファンの視点に立って客観的にとらえることが必要で、結果から判断するのではなく、まず戦略を立ててから、結果を判断するべき」などと解説した。




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PSIOがiモードに対応

PSIOがiモードに対応(2002/07/05更新)

 インターネットのホームページを通して業界内外から広く不正情報を収集しているPSIO(遊技産業不正対策情報機構)が、インターネット対応の携帯電話からでも不正情報を受け付けるようになった。6月26日からサービスを開始している。

 PSIOにアクセスできる携帯電話は、NTTドコモのiモード対応の全機種と、J-ホンとauの最新機種。アドレスは、http://psio.jp 

 不正情報を投稿する場合は、携帯電話からこのアドレスにアクセスし、フォーマットに名前とメールアドレス(いずれも任意)、不正情報を記入して送信するだけ。匿名で投稿できるほか、携帯電話という誰もが持つ身近なアイテムの利用を可能にしたことで、どこからでも目にした不正情報をすぐに投稿してもらうのが狙いだ。

 PSIOは昨年5月からIT(情報技術)を利用して不正情報を業界全体で共有しようと設立された横断的な組織。日遊協、全日遊連、日工組、日電協、全商協、回胴遊商、自工会の団体組合員をはじめとする業界関係者や、一般のパチンコファンなどから幅広く不正機や不正行為の情報を得ている。




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CR第1種の内規が変更、時短もOKに

CR第1種の内規が変更、時短もOKに(2002/07/05更新)

 日工組ではかねてより組合員技術者会議等で検討していたCR第1種における内規変更をこのほど決議。6月28日に各組合員に文書によって通達した。

 このほど決議された内規変更は(1)賞球数の変更(2)確率の上限値の変更(3)大当たり時以外の時短機能の付加の3点が主な変更点となる(この内規変更はあくまでCR第1種に限定されるものであり、第2種、第3種等には適用されない)。

(1)の最小払出し賞球数については、これまでのいわゆる99年基準では「最大賞球数の1/3以上、最小は5個以上少数第1位は四捨五入」だったものが「最大賞球数の1/4以上、最小は4個以上」に変更。これにより「4&15」といったタイプが認められることとなった。

(2)についてはこれまで1/2ループタイプに関しての確率の上限は1/320であったが、これを1/360まで引き上げられている。

(3)はこれまで確変時における普通図柄の変動時間の短縮は認められていたが、内規変更により大当たり終了後の普通図柄の変動時間の短縮(最大100回転まで)が認められることとなった。なお時短搭載仕様は複数用意されている模様。

 この内規変更により、CR第1種内のバラエティの拡大が図られたことは間違いなく、様々なタイプの投入も予想されるところだ。特に『CRモンスターハウス』(竹屋)のようなスペックで、なおかつ賞球数を4個に抑えることができる点を考慮すると、現状導入されているノンリミッター機に代わる主力機として期待されるところだ。

 この内規変更は6月末の決定であるものの、既に新内規に沿った機械を保通協に持ち込むメーカーも確認されており、8月28、29日に開催される「パチンコ産業フェア」で第1弾が投入される可能性も高まっている。




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2002年6月28日金曜日

ATバンク機能搭載、『大吉倶楽部』発表

ATバンク機能搭載、『大吉倶楽部』発表(2002/06/28更新)

 (株)オリンピアでは去る6月25日、同社東京営業所(東京・上野)にて新機種『大吉倶楽部』の発表内覧会を開催した。『大吉倶楽部』は、同社の開発した分離型パチスロの第2弾。

 注目ポイントとしては、業界初の新機能「ATバンク機能」の搭載が挙げられる。この「ATバンク機能」とは、BB終了後、100ゲームが貯金ゲームとなり、BB絵柄(+50ゲーム)、RB絵柄(+50ゲーム)、チェリー絵柄(+40ゲーム)などの各小役を揃えることで、ATがバンクされる機能のこと。なお、BB終了後には毎回31ゲーム以上のATが必ず付加する。

 また、このシステムの最大の特徴は、貯金ゲーム中(100ゲーム)であれば、スタートレバー横の1枚ベットボタンを押下することにより、自由に貯金ゲームとATゲームを行き来できる点にある。貯金ゲーム終了後には、自動的にATゲームとなり、残りのATが放出される。




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『CRダイナミックショットA』を藤商事が発表

『CRダイナミックショットA』を藤商事が発表(2002/06/28更新)

 今回発表した『CRダイナミックショット』シリーズはタテ型7インチ液晶を搭載しているが、その上には3色LED表示も搭載。この3色デジタルが大当たりへのカギを握る内容に仕上がっている。また液晶部分に直接触れて3色LEDを止める「直撃ボタンリーチ」などといった液晶とLEDとの連携アクションや、通常図柄で大当たりした時にもこの「直撃ボタン」を押すことで期待感を高めるなど、プレイヤー参加型のゲーム内容に仕上がった。さらに同社の名機『アレジン』を彷彿させる3色LEDの連続リーチアクションもあり、オールドファンの心も掴みそうだ。

 同機は3タイプ用意されており『A』は1/309.5(確変時1/68.8)の10カウント機、『R』は1/308.5(確変時1/68.6)の9カウント機。『Z』は『A』と同じ確率で10カウントと一見すると同様のスペックに見えるが、保留点灯時の変動秒数が異なる。

 同機は7月の中旬から下旬にかけて全国一斉に導入される予定となっている。




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タイヨーエレック、アレパチ機適合

タイヨーエレック、アレパチ機適合(2002/06/28更新)

 タイヨーエレック(株)では去る6月25日、アレンジボール遊技機(アレパチ機)の保通協による型式試験において適合の通知を受けた。

 同社は、昭和48年7月設立以来、アレパチメーカーとして知られていたが、平成7年5月以降はパチンコ機の製造・販売に移行してきた。今回のアレパチ機適合は同社7年振りのことであり、業界でもこの間のアレパチ機適合はなかった。今回の適合を受け、同社では今後、パチンコ機・パチスロ機に加え、アレパチ機を取り扱う。なお、適合機の名称は不明。発売開始は今期中を予定している。




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エレコから新機種『ケイワンレバンナ』登場

エレコから新機種『ケイワンレバンナ』登場(2002/06/28更新)

 K−1のスポンサーとしてもお馴染みのアルゼからジェロム・レ・バンナをキャラクターに起用した新機種『ケイワンレバンナ』(エレコブランド)が登場した。

 A-400に押し順ナビのAT『パンチラッシュ』を搭載。ラッシュはBB・RB当選時に抽選。当選時はボーナス後一定期間の潜伏を経て発動する。1セット20ゲームで継続性あり。BB2図柄のうち青7で揃えると突入率が高いが継続率が低く、レバンナで揃えると突入率が低い代わりに継続率が高い。

 配列を見るとコンドル、ハナビ、ドン2といった過去の名機のものが多数流用されており、リーチ目も往年を思わせる形が多そうだ。ハズシも2コマ目押しが必要で技術介入性が高そう。液晶上では小役ナビやチャンス演出が行なわれる。

 BB確率1/399 〜1/240 、RB確率1/1260〜1/744 。




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2002年6月21日金曜日

ボーナス前兆システム採用、『パニックザウルス』

ボーナス前兆システム採用、『パニックザウルス』(2002/06/21更新)

 今回、山佐から発表された『パニックザウルス』は同社のヒット機『キングパルサー』のゲーム性を受け継いだテトラモデルのAタイプ機。テトラリールは連続するほどボーナス期待度がアップするボーナス前兆システムとなっており、とくに5ゲーム連続してテトラが作動するとほぼ100%ボーナスが確定する。また、テトラ部にシルバーに光るメカザウルスが出現するとビッグボーナス確定だ。

 また、同機はストック機能を搭載しており、標準的なAタイプながらクレジット内や数珠つなぎでボーナスの連チャンが期待できる。7月第2週目からパーラーに登場する予定。




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鹿沼野積み廃棄台処理に感謝状

鹿沼野積み廃棄台処理に感謝状(2002/06/21更新)

 栃木県鹿沼市内の野積み廃棄台の撤去作業は5月17日に完了したが、地元の栃木県と鹿沼市は15万台にのぼるこの廃棄台撤去に対し、6月14日、福田昭夫知事と阿部和夫市長から、日本遊技機工業組合(松原信男理事長)、東日本遊技機商業協同組合(水野新市理事長)、遊技機リサイクル推進委員会(座長・三上和幸日遊協専務理事)の3団体にそれぞれ感謝状が贈られた。

 栃木県の贈呈式は14日午後1時10分から県庁知事室で行われ、日工組からは五十嵐康常務理事、東遊商から金城正晃専務理事、推進委員会から三上座長が出席、福田知事からそれぞれに感謝状が贈られた。席上、同知事は「環境問題が問われる今日、遊技産業界が率先して地域の環境美化に多大な貢献をしていただいたことに感謝します」と謝意を述べた。

 鹿沼市の贈呈式は同日午後2時半から、同市役所の市長応接室で行われ、阿部市長から3氏にそれぞれ、感謝状が贈られた。式後、同市長は「本市はいま、自然を大切にしながら快適に暮らせる街づくりを目指しており、今回、3団体のご尽力で15万台に及ぶ野積み廃棄台を完全に撤去していただいたことに深く感謝しています」と語った。

 鹿沼市の野積み撤去は日工組、東遊商の手で12月19日から始まり、延べ100日間で1個190台の廃台を積み込むコンテナで計791個(15万0290台)を北九州の処理工場へ運んだ。




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エース総研セミナー、「勝てる人材、店舗」がテーマ

エース総研セミナー、「勝てる人材、店舗」がテーマ(2002/06/21更新)

 エース総合研究所(藤田宏社長)では6月20日、Aclub特別セミナー『勝てる人材・勝つ店舗』を開催。目標とする店舗を実現するための強い組織づくりから、その組織を構成するスタッフの効率的な採用・育成法などを紹介した。

 第1部は、「強い店舗組織をつくる」をテーマに同社コンサルティンググループの竹部裕樹氏が講義した。竹部氏は、現在集客・稼働のよい店舗を運営する企業は2つの組織形態に分類することができると説明。そのひとつが本社や本部に店舗運営や数値管理、機械設備などの機能を集中させた「中央集権型」の組織で、品質維持、チェーンブランドの構築に利点があると紹介した。もうひとつは、各店舗にそれぞれ機械設備や販促、数値管理の権限を持たせる「店舗分権型」タイプで、この組織は個性的で速効性に優れていると述べ、いずれもメリット、デメリットがあるため、企業と組織の適合性を把握することが大切、と助言した。

 第2部では、同社の西山京子氏が「できるスタッフをつくる」と題して講義。西山氏は「人材の育成は地道なものだが」と前置きをした上で、「人材の育成は、採用、育成(教育)、評価の各段階でおこなわれれる。とくに採用、評価を重視していないお店が多い」と指摘した。

 また、採用段階では、アルバイトにも明確な採用基準を設けることを勧めたほか、採用担当者にも熱意や身だしなみ、丁寧さ、洞察力が求められることを説明。育成段階では、1〜5日間の研修プログラムを紹介しながら、「時間的な余裕がなくても一日目は必ず実施してほしい」などと要望した。

 一方、社内環境が労働意欲に繋がることを例に、教育制度や職位制度、評価制度、給与制度の必要性を解説。「とくに評価制度と給与制度が連繋しているべき」と見解を示した。




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全商協総会、安全な中古流通に意欲

全商協総会、安全な中古流通に意欲(2002/06/21更新)

 全国遊技機商業協同組合連合会(水野新市理事長)は6月11日、東京都千代田区にある「グランドアーク半蔵門」にて第14回通常総会を開催、すべてを原案通り承認・可決した。

 冒頭、挨拶に立った水野理事長は、「全商協は(業界の)健全化の一翼を行政から認可をされて、それを正しく運用している」と述べたうえで、昨年度に8単組の移動・売買を含めて86万台の中古機械が動いたことに触れ、「(また今年度も)制度が正しく運用され、私たちの手でいつでも崩壊する危険性を十二分に持っていることを再認識し、中古流通・業界の健全化、またパーラーに対する安全な商品の流通を担っていきたい」と全商協に課せられた責任と義務を改めて自覚して欲しいと組合員に呼びかけた。

 その後の議案審議では、(1)平成13年度事業報告並びに決算関係書の承認に関する件 (2)平成14年度事業計画並びに収支予算案及び賦課金徴収決定に関する件 (3)員外理事の選任に関する件の3議案が審議され、すべてを原案通り承認・可決した。なお、第3号議案において渡辺治雄事務局長が員外理事として選任された。




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2002年6月14日金曜日

風適法の一部改正、営業管理者証に規定新設

風適法の一部改正、営業管理者証に規定新設(2002/06/14更新)

 風適法内の「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第24条第1項の管理者に関する規定」は平成14年7月1日から施行されることとなったが、この中で風俗営業管理者証に係る規定が新設されるなど、店側の責任の所在をよりハッキリとさせる内容となった。

同規定の要点は以下の通り。

1.管理者に係る許可申請書の添付書類の追加:風俗営業の許可申請書の添付書類として選任する管理者の写真2票(管理者証に添付するためのもの)を提出。

2.管理者証の交付等に係る規定の新設:選任する管理者に公安委員会から「風俗営業管理者証」が交付される。今後「管理者証」の交付を受けた者は「管理者講習」に参加する際に「管理者証」を持参する(代理人による講習受講は認められない)。なお、管理者証に係る改正規定の施行前(7月1日以前)に風俗営業許可を受けた風俗営業者は、7月1日から3ヵ月以内に当該営業所の所轄警察所長を経由して各都道府県公安委員会に提出する。公安委員会では当該管理者について法第24条第2項各号のいずれにも該当しないことを確認した上で当該管理者に公安委員会から「風俗営業管理者証」が交付される。

3.特例風俗営業者の認定の基準の追加:管理者の選任及び管理者に係る業務の適正な執行を確保していない風俗営業者が特例風俗営業者の認定を受けることは適当ではないことから認定基準の一つとして「過去10年以内に法第24条第5項の規定による勧告を受けたことがなく、かつ、受けるべき事由が現にないこと」が追加。

4.管理者の業務の追加:管理者業務の内容として当該委託に係る契約の内容、業務の履行状況、その他の事項の点検の実施、及び記録の掲載について管理することについても明記された。

5.管理者講習の区分の見直し:講習効果を高めるため、現行では接待飲食等営業、遊技場営業という区分で分けられていた管理者講習を(1)接待飲食等営業 (2)遊技場営業(ぱちんこ屋等を除く) (3)ぱちんこ屋等と少なくとも3つに区分し、実施される。

6.管理者講習に係る書類の様式の見直し:管理者講習に係る受講申し込み書及び受講証明書についてはそれぞれ別々となり、A4サイズのものとなる。




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広告文句が問題? ロデオ製新機種、販売自粛に

広告文句が問題? ロデオ製新機種、販売自粛に(2002/06/14更新)

 テレビCMに大関・千代大海を起用するなど、入替自粛明けの7月から販売が予定されていた『灼熱牙王』(ロデオ)が急遽、販売を見合わせることになった。

 これは6月11日、都内のホテルで開かれたロデオ新機種発表会の席上で、同社の谷澤鑛次社長が明らかにしたもので、同日はパチンコ機の『CRガッチャマンS』の発表だけにとどまった。

 この理由について親会社のサミーは同日付で、マスコミ向けに次のようなコメントを発表した。

 「このたび当社の子会社であります株式会社ロデオが発売を予定しておりました『灼熱牙王』につきましてはその商品プロモーションにおきまして製品の実態と乖離した文言の使用等が見受けられました。このまま約3週間後の納品・発売を迎えますとお客様に誤解を与える恐れが散見されましたので同機種の販売を急遽差し控えさせて頂くことにいたしました。また、お客様にご迷惑をおかけしないよう、同等以上の魅力をもつ製品『ギンギン丸』を代替製品として発売させていただく予定でございます。納期等に大きなズレは生じませんので、当社および株式会社ロデオの業績に大きな影響はございません。また一部巷間で『製品の不具合か?』といった情報が提示されておりますが一切そのような事実はございません」。




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サミーが『CRガッチャマン』を新発表

サミーが『CRガッチャマン』を新発表(2002/06/14更新)

 今回サミーから発表された『CRガッチャマンS』は、新感覚役物「ガッチャマンランプ」を搭載した新機種。この役物を使った「Gフラッシュリーチ」では、液晶上部に設置された「ガッチャマン」が液晶と連動し、(1)役物部のルーレット始動後、センター部が点灯し、液晶内に移動 (2)ルーレット再始動後、点灯し、液晶内に移動、テンパイ (3)ルーレット最終段階、縦に並べば大当たり確定、という順に作動する。また、ルーレット部が全点灯(5ライン)すると100%大当たりとなる。

 ソフト面では、『ジュウオウ』『サラリーマン金太郎』に代表されるパチスロ機のハード乱数方式の採用。そのため1日に数回は大きな波が来るなど、従来にない大当たりの波でファンを飽きさせないゲーム性になっている。また、高速カウンターを搭載しているため、ゴト防止などのセキュリティ面が強化されているのも特徴だ。

 総販売元である(株)フィールズ山本英俊社長は「この機種は『海物語』と『天才バカボン』のリーチ、予告の多出現を盛り込んでいて、『海物語』を超えるものになるだろう」と、はやくも同機のヒットを予感。納品は7月21日からになる見通しだ。




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静岡県遊協総会、佐原英雄氏が新理事長

静岡県遊協総会、佐原英雄氏が新理事長(2002/06/14更新)

 6月7日に静岡県遊技業協同組合および遊技業防犯協会連合会の通常総会が開催されたが、その第4号議案の任期満了に伴う役員改選のなかで平成12年より一期2年理事長を務めた金子啓樹理事長が健康上の理由で勇退、新理事長に佐原英雄氏が選任された。また副理事長には信岡成五、富田直樹、山本日英、松田正巳、金山則之、田村直丈、葉山勝之の各氏が選出された。 さらに平成14年度の運営方針では不正機の徹底排除、社会貢献活動の推進などファンに信頼される営業を推進することが決議されたほか、社会情勢に応じた組織の再編成、景品問題の検討、関係機関や異業種などの各種団体との連携などが決定した。




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アルゼ、サミーでまたもパテント問題

アルゼ、サミーでまたもパテント問題(2002/06/14更新)

 アルゼ(株)(岡田和生代表取締役社長)は5月31日付けで、空前のヒットを遂げたパチスロ機『ジュウオウ』が同社所有の特許権に抵触するとして、同機の製造元であるサミー(株)(里見治代表取締役)を相手取り、損害賠償を求める訴訟を東京地方裁判所におこした。請求額は51億4575万円。

 これを受けサミーでは、特許権侵害には当たらないとして裁判で正当性を主張する方針。




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ピーアーク決算、不況下で増収増益

ピーアーク決算、不況下で増収増益(2002/06/14更新)

 パチンコ業界大手のピーアーク(東京都足立区/庄司正英社長)では6月6日、エンターティンメント・スタジオ ピーアーク(東京・竹の塚)において、主要株主説明会および会社説明会を開催した。

 第19期(平成14年3月期)決算は、遊技部門の売上高は前年比9・9%増の約946億円、売上総利益は前年比9・8%増の約126億円、営業利益は前年比4・9%増の約19億円、税引き後当期利益は前年比29・5%増の約9億円と、いずれも前年を上回り、不況下のなかで順調な成長を見せている。

 台当たりの売上、粗利推移(1日)では、パチンコが前年、前々年から平行線をたどっているのに対し、パチスロでは前年比2721円増の39013円と大きく推移しており『ジュウオウ』などのAT機全盛の現状が反映しているといえる。

 稼働店の機種別設置台数ランキングでは、パチンコ機では1位、3位がいずれも三洋物産の『CR海物語』になっているほか、5〜7、9位も同社の機械が占めるなど、長年続く『海』シリーズの人気とともに画一化する機械市場の現状が如実に現れた格好になった。パチスロ機においては設置台数1位がアルゼの『オオハナビ』と、パチスロ市場を支える若年層へ向けた技術介入を必要とする機種が主体になっている一方、2位が『ゴーゴージャグラーSP』と初心者向けの機種を多用するなど、幅広い層に向けた機種構成も特徴となった。

 なお、同社では株式公開へ向け(1)企業姿勢 (2)財務基準の2点のガイドラインを設定するなど、今後も積極的な攻勢で業界大手の地位確立を目指す。




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2002年6月7日金曜日

鹿沼の廃台撤去完了、次は宇都宮

鹿沼の廃台撤去完了、次は宇都宮(2002/06/07更新)

 平成13年4月18日、第1回遊技機リサイクル推進委員会において日本遊技機工業組合より問題提起のあった栃木県鹿沼市の野積み廃棄台約15万台の撤去が平成14年5月17日、約1年の歳月をかけて無事完了した。

 この廃棄台は栃木県鹿沼市上材木町字坂田の敷地内に平成4年ごろから積み上げられ、約15万台が野ざらしにされていた。

 当日最後の作業に立ち会った日工組・田中芳郎主事は「業界も環境の浄化に全体で取り組んできた。これからはこれを教訓にリサイクルに対してきちっと対応し、社会に貢献していきたい」と述べ、「天候に左右されず順調に作業が進み、長い時間が経っているため処理にいろいろな工夫が必要だったが、何とか処理ができた」と報道陣に対し安堵の表情を見せた。

 次は同宇都宮市上欠町敷地内の約2万台の撤去になるが、すでにその作業も始まっている。




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九遊連新会長に新冨佐賀県遊協理事長

九遊連新会長に新冨佐賀県遊協理事長(2002/06/07更新)

 九州8県の県遊協の連合会である九州地区遊技業組合連合会(前園善彦会長/宮崎県)は6月5日、当番県の沖縄・宜野湾市のホテルで第86回の定時総会を開催。任期満了に伴う役員の改選で新冨繁樹・佐賀県理事長が新会長に就任した。

 新冨会長は挨拶の中で、「確かに個々の店レベルではそれぞれがライバルだが、本当の敵はゴト師や不正に走る一部の我々の仲間だ。不正機排除を徹底することこそ相互扶助の精神に叶う」と強い調子で呼びかけた。

 総会では、サッカーグッズ問題をめぐり、執行部側に猛省を求める意見が相次いだが、「その意味も込め、今回、わたしは辞任する。しかし、全日遊連を存続させるためには止むを得なかった」と、在庫グッズの処理負担を組合員に求めた今回の取り決めに改めて理解を求めた。

 一方、来賓として出席した山田茂則・全日遊連理事長も、同問題について、「心からお詫び申し上げる」と謝罪。今回の教訓を今後の各種事業活動に活かしていきたいとの決意表明を行った。また、懸案の遊技機の規則改正にもふれ、「問題は不正機にある。この問題を早急に解決しないことには規則改正は難しい。しかし8月の産業フェアまではなんとか間に合わせなければならない。その方向で現在当局側と折衝中だ」と語るとともに、AT機能による大量獲得タイプのパチスロ機の存在も改正実現のネックにあるとの考えを示した。

 総会には、沖縄県警から太田裕之本部長が出席した。




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全日遊連トップに山田続投

全日遊連トップに山田続投(2002/06/07更新)

 全日本遊技事業協同組合連合会(山田茂則理事長)は5月28日、都内ホテルにおいて通常総会を開催。山田理事長が再選を果たした。一方、高橋専務は退任、専務のポストが空席となった。

 サッカーグッズ問題をめぐりその去就が注目されていた山田理事長だが、結局、指名推薦方式により同氏の再選が全会一致で承認された。だが、任期満了を迎えた高橋弘専務は退任し、「高橋専務にありましては、昨年12月の時点で任期を迎えておりまして、今回の退任はそれに基づくものです」と総会の終了間際とその直後の懇親会の冒頭で、山田理事長は二度にわたって説明した。

 なお、新体制の顔ぶれは次のとおり(高橋専務理事の後任は空席)。

理事長  山田茂則(埼玉)

副理事長 田中亀雄(旭川)

〃    小山重道(宮城)

〃    原田實(東京)

〃    平川正寿(神奈川)

〃    大山行夫(愛知)新任

〃    段為梁(大阪)

〃    玉川政一(鳥取)

〃    平尾和義(香川)

〃    新冨繁樹(佐賀)新任

(以上敬称略)

 一方、同日の総会では、先のサッカーグッズ問題の損失が最終的に5億1000万円にのぼることが明らかにされたが、これは当初見込みの6億5000万円を下回っており、2万セットの”完売“が奏功した恰好だ。

 また今年度の事業計画に関連し、同組がかねてから検討を進めていた新カードシステム(カード等の媒体を介さないスタイルをとる)について、「研究開発はほぼ終了。実用化の段階にきている」(高橋専務理事)ことが明らかにされた。




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日遊協総会、深谷会長が再任

日遊協総会、深谷会長が再任(2002/06/07更新)

 (社)日本遊技関連事業協会(深谷友尋会長)では6月6日、都内のホテルにおいて第13回通常総会を開催。議案では任期満了にともなう役員の選任などを審議したほか、講和では警察庁生活安全局生活環境課・勝浦敏行課長が不正改造事犯や脱税、社会貢献などについて言及した。

 冒頭、深谷会長は、「社会の変化とともに業界の役割の再検討すべきとき。健全化、近代化、適正化についてももう一度検討したい」と挨拶。施策集団としてではなく、行動する日遊協として今後、諸問題に取り組んでいくことを表明した。 議案審議では、平成13年度事業報告および決算報告、平成14年度事業計画および収支予算を上程、いずれも可決・承認した。また、任期満了に伴う役員選任でも、深谷会長の続投が決定した。

 また、警察行政の講和では、警察庁生活安全局生活環境課・勝浦敏行課長が、「不正改造事犯の問題」をはじめ、「脱税と株式公開」「社会貢献」「業界の今後」「行政の合理化」について言及。とくに不正問題については、「パソコンをつかった遠隔操作や製造業者、販売業者が自ら関与するという悪質で巧妙な事犯が後を絶たない」と指摘。この問題に対しては行政でも取り締まりを強化して厳格な姿勢で対応することを示したほか、業界の自主的な排除を要望した。




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2002年5月31日金曜日

東京都遊連・第3ブロックが総会

東京都遊連・第3ブロックが総会(2002/05/31更新)

 東京都遊連第3ブロック協議会(南栄二会長)では去る5月24日、目黒雅叙園において第10回通常総代会を開催。役員改選では南会長が再選され、更なる結束のもと諸問題に対応する所存を明確にした。

 午後4時30分より開催された総会は第1号議案から第9号議案までの全ての議案を満場一致で可決・承認した。

 席上、南栄二会長は、「原田理事長体制となっての10年、暴排を打ち出してから(パチンコに対する)イメージも変わり、プラスとなっている。しかし暴排宣言はしたものの3割ほど金未導入があり、暴力団が再び何らかの形で関与するのではという懸念もある。中古台の流通については以前は1台3万円かかったロムの点検料も今は2千円となったが、これは組織が一丸となった結果によるもの。海物語の認定問題、パチンコ新税問題では一部では見て見ぬふりの組合員もいたが、自分に降りかかってくる問題として積極的な参加を望みたい」と述べた他、首都圏リサイクルの積極的利用についても呼びかけた。

 第4号議案の役員改選の件では別室にて選考委員会を開き、慎重な討議を重ねた結果、南栄二会長が再選。副会長に小林章氏、田口孝氏(新任)、監査に武山和彦氏(新任)、会計に李成基氏がそれぞれ就任した。

 また第7号議案の首都圏リサイクル推進の件では首都圏適正リサイクル推進協議会の岩下孝行事務局長が同システムの特長を述べると共に、液晶ブローカーに機械をそのまま渡すことへの危険性を指摘。Q&A方式によって同システムへの理解を深めた。

 なお、総会終了後の懇親会では都遊協・原田實理事長、東商流・小原啓一理事長が祝辞を述べた。




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2002年5月17日金曜日

産業フェア概要決定、約180 社が参加

産業フェア概要決定、約180 社が参加(2002/05/17更新)

 今年の8月28日(水)、29日(木)の2日間にわたって幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される『パチンコ・パチスロ産業フェア2002』の開催概要が決定した。主催は全国遊技機組合連合会(松原信男会長、加盟団体/日工組、日電協、全商協、回胴遊商、自動補給、自工会、メダル自動補給工業会、愛知県遊技機材料協同組合)と総合ユニコム株式会社(河崎清志社長)。同フェアは「パチンコ産業の再生とファン拡大」を求めて安心・安全な「NEWパチンコ・NEWパチスロ」の創造をメインテーマに全日遊連、日遊協の後援を得て開催される。

 2日間(初日10時〜18時、2日目10時〜17時)のフェアではNEWパチンコ745台、NEWパチスロ420台が展示、前回の約1.5 倍のスペースに遊技機メーカー、周辺機器メーカーを中心に約180社が参加、最先端の機器、システムが展示されるほか、同時に開催される各シンポジウム講座では、21世紀の社会と人々と地域から支持される『パチンコ・パチスロの未来戦略』と「たのしく・やさしい・エキサイティングエンターテインメント」としての『ホール経営のニュービジョン』の方向性を探り、新しいパチンコ・パチスロ産業への活力を創造するイベントを予定している。



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2002年5月10日金曜日

ダイナム、売上高が5000億円を突破

ダイナム、売上高が5000億円を突破(2002/05/10更新)

 パーラー最大手の(株)ダイナムが発表した平成14年3月期(H13年4月1日〜H14年3月31日)の連結決算によると、売上高が5453億5200万円(前年同期比119%増)、経常利益が147億3800億円(同121%増)となり、業界不況が叫ばれる中、業績を大きく伸ばした。

 また、平成15年3月期(H14年4月1日〜H15年3月31日)の連結業績予想は、売上高が7090億円、経常利益は181億円となっている。




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ロデオ新機種のイメージキャラに大関、千代大海

ロデオ新機種のイメージキャラに大関、千代大海(2002/05/10更新)

 2000年11月の第1号機から数えて7機種目にあたる『シャクネツキバオウ』(回胴式)を7月に発売する(株)ロデオおよび同社総発売元のフィールズ(株)は5月9日、同機イメージキャラクターに、人気力士『大関・千代大海』の起用を発表。大関が所属する九重部屋(東京・両国)で記者会見を行った。これは前作『イチゲキテイオウ』に次ぐスポーツヒーローシリーズ第2弾にあたるもの。第1弾では元WBA世界ライト級・スーパーフェザー級の2階級制覇を達成した畑山隆則氏が起用された。

 会見では、これにあわせて実施するキャンペーンの具体的な内容が説明されたが、今回のコンテンツの大きく2本立てで、前回に続く大関起用のテレビCMを放映(5月24日から断続的に約1ヵ月間)と、場所中の『灼熱牙王』の文字が入った特製化粧まわしの採用が決定。大関は5月の夏場所と7月の名古屋場所の土俵入にこの化粧まわしをつけて入場する。また同日は、両場所中の大関の全取組みにフィールズとして懸賞金を協賛することが明らかにされた。

 会見に臨んだ千代大海関は、パチンコ・パチスロの腕前は? との問いに、「たいしたことはない」と前置きしながらも、「この機械が出たら是非やりたいと思います。なんでも31連チャンするという話ですから…」と応じた。

 一方、5月に入ってパチスロ『サラリーマン金太郎』が受注10万台と達成したことが、同席した谷澤ロデオ社長より報告された。




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サミー決算、ジュウオウ効果で増収増益

サミー決算、ジュウオウ効果で増収増益(2002/05/10更新)

 大手遊技機メーカーのサミー(株)では、平成14年3月期(H13年4月1日〜H14年3月31日)の連結決算を発表。連結売上高は1642億9300万円(前年同期比109%増)、連結経常利益は537億6800万円(同172%増)となり、増収増益となった。

 サミーグループでは昨年10月に同社製および、グループのロデオ社製、同アリストクラート社製のパチスロ機約28万台に不具合が生じたため、対象機種導入店への対策部品の提供や休業にともなう損失補填などを実施。それらに係わる特別損失額は59億5800万円となった。しかし、それ以上に昨年1月より販売したサミーブランドのATパチスロ機「ジュウオウ」などのパチスロ機が好調で、業績を大きく押し上げた。

 ちなみに、遊技機事業の業績は売上高1528億8100万円(前年同期比121%増)、営業利益は618億6500億円(同154%増)と前期を大幅に上回った。




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2002年5月2日木曜日

パーラー軒数1万6800軒に、風営白書より

パーラー軒数1万6800軒に、風営白書より(2002/05/02更新)

 今年4月末に警察庁生活安全局生活環境課が発表した「風俗営業等の現況と平成13年中の取締り状況」によると、昨年12月末の全国のパーラー軒数は1万6801軒(パチスロ専門店含む)、前年比で187軒(1.1 %)の減少した。ファンのパチンコ離れ、日本経済を襲う深刻な不況、過当競争など、現在のパーラー経営者が置かれている厳しい状況がストレートに反映される結果となった。

 遊技機設置台数は、パチンコ機に限定すれば332万1391台で前年比に比べて約10万台の大幅減少を記録しているが、逆にパチスロ機は145万9000台と前年比で13万5500台も増加した。これはパーラーの収益構造がパチスロファンの拡大とパチンコ機の低迷により、パチスロに依存する体質に変化していることの象徴ともいえる。

 また、パチンコ遊技機等設置店における遊技機の設置台数別営業所数の推移では101台から300台までの小型店舗が1万205軒(前年1万984軒)と779軒の前年比減。一方で301台から500台までの中型店は5093軒(前年4688軒)と前年比で405軒増えている。501台以上の大型店も724軒(前年493軒)と、前年比プラス231軒の激増。こうした極端な明暗は大型店の出店が増え中小零細店舗が廃業するという過酷な状況を反映している。




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2002年4月26日金曜日

日遊協九州支部総会、山田久雄氏が新支部長に

日遊協九州支部総会、山田久雄氏が新支部長に(2002/04/26更新)

 日本遊技関連事業協会九州支部では4月24日、福岡市内のホテルにおいて、平成14年度の支部総会を開催した。

 今期限りでその座を辞する岩見吉朗支部長は、冒頭の挨拶で支部長就任の2年間を「不正機排除の問題一辺倒だった」と振り返りつつ、「この不正機排除運動が九州全域のみならず全国に展開していかなければ何にもならない。しかしなかなか他地域までの展開とはいかないのが現状だ。この運動が業界全体に広がるように九州人の熱き心とパワー、挫けずの心で新支部長のもと、新たなる展開をおこなってほしい」とさらなる支部活動の活性化に期待を寄せた。

 続く来賓挨拶では、九州管区警察局広域調整第一課の大漉輝夫調査官が、「不正改造の問題」と「環境問題」について言及。不正機問題については「全国的には平成11年度以降、増加傾向に歯止めがかからない状況。九州でも昨年は長崎県で偽造V2チップによる不正改造で検挙、摘発されている。一部の者の不正行為が業界全体のイメージダウンとなり、真剣に取り組んでいる皆様の努力が水泡に帰すのではと危惧している」と述べ、危機感をもってこの問題に取り組んでもらいたいと要請した。環境問題に対しては、昨年から施行されている改正廃棄物処理法および資源有効利用促進法により排出者責任が一層大きくなったことを強調したほか、「すでにリサイクルなど取り組んでいるが、今後その成果が問われることになる。業界をあげて目に見える形での環境問題の実績を積み上げてほしい」と要望した。

 任期満了に伴う組織、役員の改選では、山田久雄氏が新たに九州支部長に任命されたほか、新組織も発表された。山田新支部長は今後の活動方針に「不正機排除」「パチンコファンの増加」「社会との共生」「九州支部のホール会員数の増加」を掲げ、その具体的な方策として、「他団体とよく話し合っていくことが大事だと思う。日遊協の傘下にはすべての団体が入っている。その方達と詳細な議論をすることで4つの目標達成のための意を借りたい。とくに九州の各県遊協とは議論を深めていきたい」と、意欲を表明した。




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日遊協近畿支部が総会、山川支部長が再任

日遊協近畿支部が総会、山川支部長が再任(2002/04/26更新)

 日遊協近畿支部(山川暉雄支部長)では4月22日、大阪市内の大阪国際交流センターにおいて、平成14年度の支部総会およびセミナーを開催。任期満了に伴う役員改選では山川支部長が再任されたほか、セミナーでは最近の機械情勢、ゴト情勢などが報告された。

 冒頭、挨拶に立った山川支部長は、昨年9月から開催している新有識者懇談会について、「とくにアウト・インのクリアという日遊協が提唱している問題についても具体的な提案がまもなく揚がってくると思う」と進捗状況を報告。あわせて今後提案されるであろう各事項に対して強い期待感を示した。

 一方、深谷友尋日遊協会長は、急激に変化する社会情勢を受けて「遊技産業も少し方向が変わってきたのではないか。手軽で身近な遊技産業としての位置をもう一度考え、検証する時にきたのではないか。大衆娯楽は地域との共生をなさねばならない。それは安心であり安全ではないだろうか」との見解を示し、こうした業界の安心、安全を担保するためにも昨年創設したPSIO(不正対策情報機構)に寄せられる様々な不正情報を今後、各都道府県の警察窓口に直接通達する方針を明らかにした。また、そのほかにも今後の日遊協の活動方針として、「優良店舗のガイドラインの策定」や「機歴の一元管理のシステムづくり」をおこなうことも報告した。

 来賓挨拶では大阪府警察本部保安第一課・松本勇夫課長が、悪化する大阪府下の治安情勢をあげ、「自主防犯体制の強化」を要望。景品交換所を狙った犯罪やゴト事犯に対して抜本的な対策を要請した。また、その他の要望として「健全化」と「社会貢献への取り組み」を指摘した。

 総会では、役員改選が審議されたが山川支部長を続投することが可決、承認された。山川氏は3期目となる。

 引き続き、セミナーとして日遊協の博多威彦常務が「新有識者懇談会」の中間報告を、同大久保正博副会長が最近の遊技機情勢をそれぞれ報告したほか、近畿支部のセキュリティ対策部会が最近散見されるパチスロゴト手口を紹介し、訪れた会員らに注意を促した。




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同友会が通常総会、ダイナムとマルハンが正式脱退

同友会が通常総会、ダイナムとマルハンが正式脱退(2002/04/26更新)

 日本遊技産業経営者同友会(松岡英吉会長)では4月24日、赤坂プリンスホテルにおいて第9回通常総会を開催。全ての議案を満場一致で可決した。

 松岡会長は総会の席上、「以前は3000万人いたパチンコファンは今では1800万人にまで減少した。しかし売上はそのままを維持している。失われたファンはどこにいったのかを真剣に考え、取り戻すことを考えなくてはならない」と業界に対する危機感を述べた他、会員数300社を目標に組織図を改革して更なる発展を目指す所存を明らかにした。

 なお総会終了後には記者会見を行い、ダイナム、マルハン両社が同友会を3月を以て正式に脱会したことを明らかにした。




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全日遊連、第2回共同購買機決まる

全日遊連、第2回共同購買機決まる(2002/04/26更新)

 全日本遊技事業協同組合連合会(山田茂則理事長)は4月24日、都内のホテルで理事会を開催。その後の記者会見で、第2回共同購買機として高砂電器産業のパチスロ『ムーンライト』(Aタイプ)を選定したことを報告した。

 同機は受注生産され、全日遊連の発注にしたがう形で流通される仕組みをとり、高砂電器産業がもつ一般流通ラインとは完全に切り離される。したがってアウトサイダーのパーラーには設置されない。遊技機の共同購買は昨年6月に次いで今回が2回目。前回はパチンコ機が対象だった。

 受注開始は5月10日から6月10日まで。7月10日の全国一斉納品を予定している。

 またWカップサッカー期間の入替自粛については、全国の9割の府県組合が6月1日から1ヵ月間の期間設定したことも明らかにされた。




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2002年4月5日金曜日

ニラクがシンジケートローンで資金繰り

ニラクがシンジケートローンで資金繰り(2002/04/05更新)

 パーラー経営大手のニラク(福島県郡山市)では、3月27日付、アレンジャーをあおぞら銀行、ジョイント・アレンジャーを富士銀行とする総額14億円のシンジケートローンを参加各金融機関との間で実行したことを、同社ニュースリリースで発表した。

 同リリースによると、今回のシンジケートローン実施の理由について、同社では現在、パチンコ店建設・運営に係る資金を金融機関からの長期借入金を主体に調達しているが、そのなかには比較的レートの高い借入金も存在していた。今般、シンジケートローンを実施することにより、借入コストの削減と新規金融機関との取引が実現し、引き続き資金繰りの安定化に資することができると考えているという。

 また、通常の長期借入を複数の金融機関から行う場合と比べ、借入条件の一本化が図れること、及び窓口がエージェント行のみとなることから借入事務の効率化を図ることができるという。

◆シンジケートローンの内容

・調達金額:14億円

・契約日:平成14年3月20日

・実行日:平成14年3月27日

・借入期間:5年間

・資金使途:長期事業資金(借り換え資金等)

・アレンジャー:あおぞら銀行

・ジョイント・アレンジャー:富士銀行

・コ・アレンジャー:足利銀行

・エージェント:あおぞら銀行

・シンジケート団:あおぞら銀行、富士銀行、足利銀行、福島銀行、東京都民銀行、東邦銀行




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西陣から第3種『CRダンスタイム』登場

西陣から第3種『CRダンスタイム』登場(2002/04/05更新)

 この『CRダンスタイム』は役物、飛び込み穴に往年の名機『ジャスティー』(旧要件機の一般電役)と同様のものを採用している点が特長で、オールドファンには懐かしいものとなった。ゲームの流れはまず、天下通過口(飛び込み穴)に入球、あるいは左下のGOチャッカー入賞で役物上電チュー開放(0.5秒×1回)で入球した玉が中央役物に導かれ、3つ穴クルーンのいずれかの穴に入賞する仕組みとなっている。この中で赤で縁取られた穴に入賞するとデジタルが回転し、3、7のゾロ目で揃うと権利発生→右打ちによって出玉を獲得——という内容となっている。

 このデジタルの内確変図柄はオール赤の3、7ゾロ目、非確変図柄は赤3緑3、赤7緑7(大当たりは4通りで確変突入率は1/2)となっており、確変図柄は15ラウンド、非確変図柄は10ラウンドと出玉格差を設けているのが特長だ。確変は1回ループ(リミッターなし)となっており、次回大当たりまでデジタル確率が10倍アップされる。

 デジタルのリーチパターンは5種類(プレミア有り)。またサイドランプにより様々な営業形態に対応できる仕様だ。賞球の詳細は大入賞口15個、左8穴・左袖・右落とし10個、その他5個となっている。




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マルハン入社式、新卒269名を採用

マルハン入社式、新卒269名を採用(2002/04/05更新)

 大手パーラー《マルハン》では平成14年度の新卒採用者を269名とし、2006年の売上1兆円、200店舗の目標達成に向け新たなスタートを切った。

 今年の採用者の内訳は、男性223名(内、4年制大学卒204名、専門学校卒13名、高等学校卒6名)、女性46名(内、4年制大学卒25名、短期大学卒12名、専門学校卒1名、高等学校卒8名)。

 会の冒頭韓昌祐会長は挨拶の中で「年に30店舗近い店をオープンさせているなかで、店長不足とだんだんと社員の質が低下していることを一番心配している。皆さんもこれからマルハンの社員だという誇りを持って、質のいい社員になっていくよう期待をしている」と述べたうえで、(1)仕事は自分で作り出してそれに向かって進んでほしい (2)常に自分が経営者となった気持ちで仕事をしてほしい (3)将来のマルハンを背負って立つ幹部候補生として原価計算ができる人になってほしい——と3項目について要望を語った。

 鈴木嘉和社長は多くの可能性を持って入社した新入社員が、今後のマルハンの成長に大きな原動力になることを期待すると述べたうえで、「当社は業界の中で人のマルハンといわれる。社員の個性を尊重した教育方針と言うことで、色々社員ができることを尊重している。社訓にある「創意と工夫・誠意と努力・信用と奉仕」の気持ちでチャレンジ精神を忘れず、いかなる困難にも立ち向かって、常に情熱を持って自分の志を達成してもらいたい」とあらためて檄をとばした。会は先輩社員と新入社員による代表挨拶の後、マルハンイズムの唱和をへて終了した。

 新入社員たちは入社式後、箱根のホテルでの1週間に及ぶ研修のあと各店へと配属される。




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新入社員220名にエール、ガイア入社式

新入社員220名にエール、ガイア入社式(2002/04/05更新)

 大手パチンコ企業の(株)ガイアでは4月1日、東京・銀座のヤマハホールにおいて新入社員入社式を開催した。今年、ガイアに入社した新入社員は男性179名、女性41名の計220名。同社にとっては第3期生となり、過去最多の入社組となった。220名の最終学歴は、四大卒が57名、短大卒が2名、専門学校卒が19名、高校卒が148名となっている。また、来年度の採用予定は大卒100名、高卒100名の200名体制を計画しており、当面は新規出店に伴う大量の新卒採用を実施していくという。

 午後2時からおこなわれた入社式では冒頭、吉見守翁専務が「多くの人のストレスを解消するためにもパチンコはレジャーのなかで有効な遊びであることは間違いない。そういう意味では、パチンコ店は心の医者、精神科医的な要素もある。いい遊びがそばにあるということは必ずいい仕事に結びつく。世の中に存在できているということは第3者がその価値を見い出してくれているから。パチンコは社会に貢献している」と業界の存在理由を挙げ、新入社員たちに自分の仕事に誇りを持つことを訴えた。

 引き続き、営業本部の荒井晃広本部長が「接客業は“いらっしゃいませ”の一言から始まる。けっしてかっこいい言葉ではないが、どんなお客様にもこの言葉がなければ我々の業は成りたたない。顧客を増やすことはむずかしいが、皆さんの笑顔とこの言葉がガイアグループの顧客を増やしていくことを忘れないでほしい。またその責任を重く感じてほしい」と述べ、サービスを提供する者の心構えを伝えた。また、第1期生で大船駅前店の林泰弘副店長と、第2期生で目黒店の西田明美シフトリーダーがそれぞれ先輩として歓迎の言葉を送った。

 また、新入生を代表して、後藤大地さん、小澤正樹さん、後藤千尋さんの3人が壇上に立ち、誓いの言葉を述べた。とくに後藤さんは「変革の時代だが、若さを最大の武器に21世紀の業界を創造していくつもりで頑張っていく」と意欲を表明した。




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ダイナム、業界初の新卒採用400人超

ダイナム、業界初の新卒採用400人超(2002/04/05更新)

 パーラー企業最大手のダイナムは4月2日、都内のホテルラングウッドにおいて、『2002年・ダイナムグループ入社式』を行った。

 本年度の新卒定期採用者数は、業界初の規模となる403名(男子345名、女子58名)。ダイナムでは10月にも秋期定期採用50名のほか、来年4月の春期定期採用では450名をそれぞれ予定している。

 新入社員を前に挨拶に立った佐藤公平社長は、企業目標について、 「チェーンストア理論とは消費者の視点に立ち、日常のモノが安く手に入る環境をつくることで、大衆の生活を豊かにすることが大きな目標。そのための方法として全国津々浦々ダイナムがあるというようにしたいと思って毎年コツコツと出店している。もつろん店舗をたくさん持つことが目的ではなく、大衆にダイナムが無くなっては困ると思ってもらうことを最終的な目標としている」と企業理念を表明。その上で、「今日、皆さんに言いたいことはひとつだけ。それは経済的にも精神的にも“自立”してほしいということ。これが社会人になるということだ」と403名の新入社員に要望した。


先行カード会社2社とCR社が訴訟で和解

先行カード会社2社とCR社が訴訟で和解(2002/04/05更新)

 クリエイションカード情報システム(株)(島久雄代表取締役社長)の3月26日付け広報資料によると、日本ゲームカード(株)と日本レジャーカードシステム(株)より同社に提訴されていた訴訟が、3月20日付けで和解が成立したことが発表された。

 訴訟内容は平成11年末にクリエイションカード情報システムが遊技用プリペイドカード上に新規参入し加盟店舗を急増していた時期に、原告の2社のカード会社が相次いで共同取得した「遊技店における遊技媒体貸出システム」「遊技設備」「記憶媒体式遊技設備」「遊技設備」の特許権4件をもとに平成11年12月22日付けでクリエイションカードシステムの製造販売の差し止めと損害賠償の請求を大阪地裁に申し立てていた。

 一方、クリエイション側は翌年日本ゲームカードが販売する「500円硬貨投入機能付新カードユニット」に対し販売差し止めと損害賠償金の請求を大阪地裁に申し立てていた。


2002年3月29日金曜日

パチンコチェーンストア振興会が発足

パチンコチェーンストア振興会が発足(2002/03/29更新)

 パチンコを国民大衆娯楽として産業化し、公正明大に広く社会に貢献すること目的とするパチンコチェーンストア振興会(PCSA)が3月25日、東京千代田区にあるホテルニューオータニにて設立総会及び記者会見、懇親会を行った。

 同振興会は他の団体との大きな違いを、参加企業の個々の損得や行政上の立場ではなく、常にお客(消費者)の立場で、全ての物事を考えることとし、敷居が高くなりつつあるパチンコを大衆の側に引き戻すことを目的に活動を行っていくこととしている。

 具体的には、(1)風適法から遊技産業法として単独立法をめざす (2)リーガルマインドの育成 (3)経済的規制の撤廃 (4)社会的規制の強化 (5)パーラー経営企業の株式公開を目指す——この5つを将来のヴィジョンとし、少なくとも30〜40社が安定した経営をすることで業界全体のイメージアップを大幅に上昇させ、新卒採用や資金調達において社会からの信頼を得ること目指す。

 設立総会では、第1〜3号議案までが上程され、(1)会則規約 (2)会員企業 (3)執行部メンバー——それぞれが可決・承認された。(会員企業及び執行部役員は下記を参照)

 懇親会には多数の来賓があり、特に自民党、民主党の議員が多数来場。パチンコ単独立法や換金制度の合法化を研究している両党の議員から大きな期待が寄せられた。

 また、1年を目処に特定非営利活動法人(NPO法人)を認定、取得し、人格ある法人にすることも報告された。

 ◎設立総会時の会員企業(※●印はセミナー後の新規企業)

アミューズメントジャパン(株)

(株)イクサム

(株)キョウサン

(株)ケイズ

(株)合田刊行商事

 城山観光(株)

(株)大成商事

 ダイエー観光(株)

(株)ダイナム

(株)ティーアンドディー

 日拓ランド(株)

(株)ニラク

(株)平成観光

(株)ペックコーポレーション

 町田酒造(株)

(株)松三

(株)マルハン

 ミカド観光(株)

(株)メッセ

(株)ユーコー

●ひぐちグループ

●(株)第一物産

日遊協東京支部総会、政府税調委の猪瀬氏が講演

日遊協東京支部総会、政府税調委の猪瀬氏が講演(2002/03/29更新)

 平成13年度の日遊協東京支部総会が3月26日グランドアーク半蔵門(東京都千代田区)で開催された。総会の冒頭、日遊協の深谷会長が、

 「業界の中で私たちが果たさなければならない義務を知る必要があります。遊技業界の中で日遊協サイドは改革を行う大きなうねりの中にある。日遊協の内なる仕組み改革もやり、外に対しては我々が健全娯楽であるためにはどんなホールが望ましいかを探り、優良店のガイドラインを引く、店長のコンテストをやるなど、元気のある遊技産業になるために業界内で真面目に頑張っているホールがあるところを皆にアピールしたい。各支部のミーティングではこういうふうに頑張れという事を聞かされています。さらなる皆様の協力、支援を賜るようお願いしたい」などと挨拶。

 引き続き、警視庁生活安全部保安課の荒牧正伸風俗係長は、蔓延する不正機の現状に対して「経営者は自分の足元を見据えて、機械は店長任せでなく大事な部分はキチンとチェックして欲しい」と訴え、量定基準の改正により新しい基準が適用されれば不正による店舗の取消しもありうることを示唆した。

 また今年4月11日に認定満了になる海物語の公安委員会での再認定に関して「受付・検査・認定まで大変な労力がかかるために、できれば一ヵ月程度の余裕をもって持ち込んで所定の手続きをして欲しい」と述べた。

 東京支部の役員改選では岸野禎則支部長が満場一致で再選された。また、第2部の講演では(株)ゼムスの廣瀬義徳専務が『魅力的な遊技機の選び方』と題して、パチンコの魅力は「シンプルさとわかりやすさ」にあるとした持論を展開。派手な演出だがあたりにくいリーチに代表されるような液晶表現が機械寿命の短命化を招いていると指摘した。

 続いて政府の税制調査会委員である猪瀬直樹氏が、昨年提案した「カジノ・ゲーミング法の税制」を元にした『カジノ・ゲーミング法とパチンコ産業』について講演した。


2002年3月1日金曜日

回胴遊商は5団体に寄付金を贈呈

回胴遊商は5団体に寄付金を贈呈(2002/03/01更新)

 回胴式遊技機商業協同組合は2月27日、東京上野の組合事務所において社会福祉法人中央共同募金回など5団体に総額600万円の寄付金を交付する贈呈式を行った。

 この寄付金は、昨年1年間で発行された遊技機に貼付する「確認シール」120万枚分の金額(1枚5円)であり、各団体均等に120万円が贈呈された。今後は継続的に行っていくとのこと。

 寄付金交付団体は以下の通り。

・社会福祉法人 中央共同募金会(代表者・長尾立子)

・財団法人 警察育英会(代表者・山本鎮彦)

・財団法人 犯罪被害救援基金(代表者・那須翔)

・財団法人 麻薬・覚醒剤乱用防止センター(代表者・上村一)

・財団法人 国際協力推進協会(代表者・大河原良雄)


大都技研は新機種『ガンガン』を発表

大都技研は新機種『ガンガン』を発表(2002/03/01更新)

 (株)大都技研は2月27日、東京本社ショールームにおいて新機種『ガンガン』を発表。業界関係者が多く駆けつけ、会場で、実機が当たる抽選会も行われ多いに盛り上がった。

 同機の最大の特徴は、順押しするだけで誰でも簡単にメダルを大量に獲得できる「EB(イージーボーナス)」。EBはボーナスフラグ成立時に抽選し、当選時は筐体上部のフェニックスリールに羽が3ゲーム連続で揃う。EBは20ゲームワンセットで連続性があり、EB中に成立したボーナスはスットクしEB連続終了後に放出、さらにEB抽選とEBとボーナスの連続性が楽しめる仕様となっている。

 スペックはビッグ確率431分の1(設定1)〜240分の1(設定6)、レギュラー確率は2340(全設定共通)、出玉率94.8(設定1)〜119.9(設定6)となっている。


IGTが新機種『ラトルスネーク』を発表

IGTが新機種『ラトルスネーク』を発表(2002/03/01更新)

 IGTジャパンでは2月22日、東京ドームホテルにて新機種『ラトルスネーク』を発表した。 同機はストック機能を搭載した連チャン機。従来このタイプの機種は「ある程度ハマらないと連チャンしない」という欠点を持っていたが、ラトルスネークはBタイプにすることによってビッグ、レギュラー合成で100 分の1以上(60ウン分の1、という話)という高確率でボーナスを抽選。このためいかなる状況でも連チャンが期待できる仕様となっている。通常時のボーナスは吸い込み方式で放出ゲーム数が決定されるが、ボーナスの出現率は概ね83分の1(設定6)〜159 分の1(設定1)。ボーナス後100 ゲームまでに70%以上で連チャンが期待できる他、1023ゲーム目に天井が設定されている。ビッグボーナスはバックランプのナビに従うだけで平均370 枚の獲得が可能。


庶民的なパーラーを支えるICコインユニット

庶民的なパーラーを支えるICコインユニット(2002/03/01更新)

 ICコインを使ったシステムとして、昨年衝撃的な価格を携えてカード市場に参入したジョイコシステムズ。今回はコイン投入型に続き、硬貨・紙幣投入型のユニットを発売、導入店をスタートさせた。導入された製品は500円投入型の『JOYCO−500』と千円紙幣入金タイプの『JOYCO−1000』。

 2月9日、JOYCO−1000を216台導入した《いこい》=埼玉県川越市脇田町105=は地元での営業が約35年、お年寄りも多い庶民的なパーラー。羽根物のコーナーに年配客がぎっしり付いているのが微笑ましい風景だ。導入したユニットは千円札の挿入口があるために、ファンが座ったままで遊技を継続できるの。導入を決めた細野光晴主任は次のように語る。 「ウチの場合地下店舗というデメリットがあるために客を引きつける何かが必要でした。今回の改装はジョイコ導入をメインにしたチラシを配りました」 

 また2月1日、JOYCO−500を導入した《ニュースカイプラザ》=福岡県鞍手町中山宇崎2374−2=は同ユニットを126台導入した。

 「ウチはこれまで現金機だけの営業を行っていましたが、現金機が今後少なくなっていくということから今回CR化に踏み切り、今使っている島にそのままジョイコさんのユニットを使用。お客様には現金機感覚で使って頂いています」

 と金保店長は言う。両方に共通するのは庶民的な店舗ということだ。


2002年2月22日金曜日

マースから低価格、高セキュリティのICコイン

マースから低価格、高セキュリティのICコイン(2002/02/22更新)

 (株)マースエンジニアリング(小宮重雄社長)は2月18日、本社において記者会見を開催。ICカード仕様のCRユニットに引き続き、ICコインを発表した。このICコインはすでに1月30日付けで保通協の型式試験に合格、今後全国の各都道府県の公安委員会による検定後、市場に登場する。

 同社の説明によるとコインは繰り返し半永久的に使えるサイクルコインを使用、コイン内にICを内蔵し、優れた認証機能とID管理の情報管理で高いセキュリティを確保した。またコインはユニットに内蔵されており、ユニットの上部に付属する『4金種対応紙幣識別機RB−70』に札(千円から1万円札)を挿入すればファンが座ったままコインに価値が付加でき、そのまま玉を払いだすことが可能だ。遊技後サイクルコインに残額がある場合は、店内で現金精算できるので1万円などの高額券もファンが気軽に使用できる。

 このサイクルICコインシステムの最大のポイントは何といっても価格の安さだ。一例を上げてみるとサイクルICコインユニット 9万5千円/台システム使用料12万円(150 台まで、カード精算機、システムコントローラー、ネットワークリピーター、ユニットストッカーなど貸与機器)コイン発行管理料0.2 円/千円など。

 ジョイコのコインシステムを上回るローコストの価格設定は、競合他社に脅威を与えそうだ。


マルハン、100店舗達成

マルハン、100店舗達成(2002/02/22更新)

 大手パーラーチェーン企業のマルハン(京都市)では2月21日、北海道内に8店舗めとなる『マルハン網走店』をオープンさせ、これで同社の総店舗数は100店舗となった。100店舗を展開する企業はダイナム(東京都)に続いて2社目となる。

 同社は昭和32年に京都峰山に喫茶レストラン「ルーチェ」として創業、その後、飲食事業、ボウリング事業など様々な事業を展開し、現在のパチンコ店中心の企業へと成長した。当面の目標は「2006年、売上高1兆円・200店舗体制」で、すでに今期(H13年10月1日〜H14年9月30日)では15店舗を東日本を中心に出店している。

 100店舗目となった『マルハン網走店』は設置台数480台(パチンコ機320台、パチスロ機160台)の同社標準型店舗で、飲食コーナーの「Msキッチン」が付帯している。営業時間は9時から23時までの14時間営業で、年中無休でファンサービスをおこなう。


パートの社会保険でエース総研がセミナー

パートの社会保険でエース総研がセミナー(2002/02/22更新)

 パチンコ業界シンクタンクのエース総合研究所では2月20日、Aclub月例セミナーを開催。今回は、同社の客員研究員で社会保険労務士である戸松幹雄氏を講師に、「追徴を受けてからでは遅すぎる! パート・アルバイトの社会保険」と題したセミナーを実施した。

 講演中、戸松氏は、正社員とは違い労働時間の短いパートやアルバイトは一般的には社会保険に加入する必要はないが、1日または1ヵ月の労働時間と1ヵ月の労働日数が正社員の4分の3以上であれば加入しなければならないことを前提に、「突然、パートやアルバイトの2年分の社会保険を徴収されることがある」と述べ、パートやアルバイトの社会保険加入に対する正確な認識を持つ必要があることを強調した。とくに、パート・アルバイトの比率の高いレストランやホテルなどの業種は調査されやすく、「パチンコ業界もいつ狙われてもおかしくない」と注意を促した。

 また、「労働時間、日数が正社員の4分の3」ルールについては、あいまいな点が多く調査官によっても差があることを指摘しつつも、「1ヵ月の労働時間の線引きは144 時間とされているが、一日6時間、週16〜18日でチェックが入った例もある。そうすると、週4日、1日5時間以内でおさえてもらい、人数を多く囲うことがいいのではないか。ただ、パチンコ店は365日営業だけにどうしても人が必要だろう。はたしてこれで仕事が回せるか」と疑問を投げかけた。受講者からも「使えるバイトは労働時間も長い。優秀なバイトの時間をカットするのは営業にも支障をきたす」との意見も出、厳しい現状を示唆した。

 一方、パート・アルバイトの社会保険加入を合法的に防ぐ方法としては、「難しいかもしれないが、2つ会社があると便利。週のうち3日がA社、3日がB社で雇う方法もある。また、2ヵ月以内の期間を定めて使用する者は保険の対象外になるため、2ヵ月毎に勤める会社を代えるという方法もある。パートやアルバイトのなかには手取りが減るため、社会保険に入りたくないという人もいるだろう。そうした時はこういう合法的な手もあるが、(社会保険に)入りたい人は入れてあげたほうが従業員のモチベーションも上がっていいのでは」と助言した。


2002年2月15日金曜日

京楽から圧巻の9ドラム機

京楽から圧巻の9ドラム機(2002/02/15更新)

 京楽産業では2月8日、恵比寿ガーデンプレイス内ガーデンホールにおいて、マルチアーティストの石井竜也氏がプロデュースした9ドラム搭載の第1種『CRグラディエーター』シリーズの発表会を開催した。

 発表されたのは『CRグラディエーターZ』(1/315・5、確変中1/63、出玉約2100個)と無定量仕様の『CRグラディエーターX』(1/315・5、確変中1/63、出玉約1900個)の2機種。同シリーズは業界初となる9ドラムを搭載し、それぞれ独立した制御による多彩な動きを見せるのが特長となっているが、米米クラブの元ボーカリストでマルチアーティストとして有名な石井竜也氏がセル画、役物のデザイン、効果音を全面的にプロデュースしているのも特長となっている。

 発表会当日は石井竜也さんも駆けつけ「打ち合わせの中でもこれまでにない機械を作りたいという京楽開発陣の熱意を感じた。大人の遊ぶデザインに仕上がったのでじっくり台と会話していただきたい」と語った他、同社開発スタッフと共に開発コンセプトなどを語った。導入は3月初旬からスタートする。


地元マスコミを集め大遊協が新春懇談会

地元マスコミを集め大遊協が新春懇談会(2002/02/15更新)

 大阪府遊技業協同組合(大遊協)と大阪府遊技業協同組合連合会は2月8日、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)において新春メディア関係者懇談会を開催した。

 会の中で、大遊協の段為梁理事長は『遊技業界の将来像と大遊協の当面の課題について』と題して、大遊協の将来像について、パチンコは時間消費型レジャーであるとして(1)手軽で身近な大衆娯楽となる(2)地域発展に寄与する(3)収益金を社会に還元する、などの目標を宣言した。

 また今年は組織の正念場であり決定的な変化を遂げる1年として、「大阪方式の円満な運営基盤を強固にして離脱者問題の解決に決定的な変化をもたらして、高交換率競争のような過激な営業を規制、同時に不正機の撤廃に取り組む。時代のニーズに合った多様な機械作りに取り組む。業界の社会的な責任を認識し、社会貢献を再検討する。大阪の幅広いファン育成のために新たな事業を開発する。納税活動を強化して、業界が社会世論から認知されるような広報活動を提案し、より開かれた大遊協目指して機能アップとしてく」などの抱負を述べた。

 またゲストスピーチでは、元朝日新聞論説副主幹、県立長崎シーボルト大学情報メディア学科である北畠清泰氏は、『望まれる広報のあり方』として、

(1)衝突があればニュースがある。対立を公表するのも広報のひとつ。

(2)苦情は貴重な提言で、対話の中で苦情を聞き、そこから実りを得ることも大切。

(3)CI戦略、つまりトータルイメージを作ること。具体的には大阪方式に立脚する歴史のイメージ作りをする。


 などの提言を行った。懇談会には組合関係者、業界誌(紙)だけでなく、地元新聞社、テレビ局、ラジオ局、広告代理店など多数のマスコミ関係者が参加した。


平成13年パーラー倒産117件

平成13年パーラー倒産117件(2002/02/15更新)

 日遊協広報誌2月号が帝国データバンクの調べに基づいて発表したところによると、平成13年のパーラーの倒産は前年比32件(37.6%)増の117件で、負債総額は1628億8000万円に達している。前年を637億3400万円(64.28%)上回った。


「CR魔女っ娘プルルン」で不具合機が発生

「CR魔女っ娘プルルン」で不具合機が発生(2002/02/15更新)

 2月12日より市場へ投入された大一商会製の「CR魔女っ娘プルルンL」及び「M」で不具合機が発生し、同社は同13日付で全日遊連に連絡した。

<不具合の内容>

 パーラーにおいて、特別絵柄が変動を開始し、図柄確定時に条件装置が作動することとなる図柄の組合せを表示したにもかかわらず、条件装置が作動(大当り動作)しない症状の不具合が発生。同社でその不具合の報告を受け調査した結果、主基板制御プログラムに今回の不具合の症状を発生させることとなるプログラムのバグが存在することが判明。

<現時点での応急対策>

 当該遊技機の導入見合わせ、また営業の一時停止を要請中。同社の対応としては、代替機種としてミニスカポリスを導入する場合は下記のとおり。その他は個別で対応。

(1)当該機で開店ししている場合

 当該機の機械代は無償とし、次回のミニスカポリス導入に際しても「当該機設置台数分を無償」とする。但し、プルルンが返却されていることが前提条件。取り外した機械は速やかに大一商会へ返却(運賃は弊社負担)。プルルンの本体導入店はミニスカポリスも「本体」にて提供、パネルの場合は「パネル」にて提供。

(2) 当該機の導入(開店)を中止した場合

イ) 2月11日から16日納品分について次回のミニスカポリス導入に際して当該機契約台数分「台当り10万円」値引きする。

ロ) 2月17日納品以降について次回のミニスカポリス導入に際して当該機契約台数分「台当り5万円」値引きする。

(3)当該機の開店チラシ代については請求書に基づき同社にて負担。

(4)出荷済で開店が中止された店の機械は大一商会に返却(運賃は弊社負担)する。


2002年2月11日月曜日

宮城県遊協、海認定で「かしめ」外しも示唆

宮城県遊協、海認定で「かしめ」外しも示唆(2002/02/01更新)

 宮城県遊技業協同組合(小山重道理事長)は1月30日、仙台市内のホテルで新春経営者研修会を開いたが、講師に招かれていた宮城県警本部生活安全企画課の芳賀敏郎係長から次の各点について強く協力を要請された。

1.『海』シリーズの認定作業について

 同シリーズにいわゆる裏ロムが出回っているとの情報があることから、今後の認定手続きに伴いかしめを外し基板内部まで検査する可能性もある。

2.入替承認前の機種名の宣伝について

 入替承認前の機種に関し、機種名入りの宣伝はいかなる方法でも慎むように。

3.ダブルサンドについて

 CRユニットと現金サンドの併用を維持。ユニット機能を消滅させたり、それ自体を取り外し、現金サンドのみを使用する行為は認めない。


2002年2月8日金曜日

マルハン、北海道6店目オープン

マルハン、北海道6店目オープン(2002/02/08更新)

 全国にパーラーをチェーン展開するマルハン(京都府)では2月7日、北海道内に6店舗目となる『マルハン苫小牧店』=苫小牧市有明町2〜9〜25=を新規オープンさせた。

 同店は遊技設置台数480台(パチンコ320台、パチスロ160台)を備える同社標準型店舗。駐車台数は472台分を確保しており、郊外店らしく軽食がとれる「Msキッチン」も営業している。年中無休でファンサービスをおこなう。


回胴遊商が新年研修懇親会を開催

回胴遊商が新年研修懇親会を開催(2002/02/08更新)

 回胴式遊技機商業協同組合(山下皓理事長)は2月7日、東京台場にあるホテルグランパシフィックメリディアンにて、新年研修会及び懇親会を開催。研修会には315名、懇親会には271名の組合員の参加があった。

 会の冒頭、山下理事長は、「(昨年パチスロ業界は)設置台数が130万台を超えるなど、他の業界に比べ恵まれている。しかし、我々の活動で不正の根絶をしなければ、法の網に被せられる。これは自由化や規制緩和に逆行するのではないか、産業として衰退してしまう」と不正排除の必要性を改めて強調し、地道に活動して国民に信頼される産業として守っていく義務があると強い意向を示した。

 研修会では、警察庁生活環境課・若田英課長補佐と日本電動式遊技機工業協同組合・國嵜隼任理事長の講話があり、若田英課長補佐は「(警察庁では)不正に関与したことない業者には、許認可に関わる一部の手続きをこれまでと若干仕組みを変えて皆様に委ねるという考えもあり、現在いろいろな手続きの見直しも行っている」と許認可に関する手続きの緩和を示唆したうえで、これには「組合の不正改造機に対する一定の取り組みと成果が必要になる」と、不正機排除に向けた取り組みを強く要請した。

 また、國嵜隼任理事長は回胴遊商と日電協との関係について自らの考えを、「両団体は不正機に対して連帯、責任を分かち合う関係にある。お互いがやるべきことを考え、実行し、不正機を排除することが業界の健全化に繋がる」と述べ、これまでよりさらに連帯を深め、業界の健全化を目指す意向を表明した。

 研修会の後は会場をかえ懇親会が行われ、来賓を代表して(社)日本遊技関連事業協会・深谷友尋会長が挨拶。乾杯の音頭を全国遊技機商業協同組合連合会・水野新市理事長が、中締めを遊技場メダル自動補給装置工業会・大泉政治理事長がそれぞれ行い、会は和やかなムードのなか終了した。


30パイ機発送方式変更、不正機の歯止め狙う

30パイ機発送方式変更、不正機の歯止め狙う(2002/02/08更新)

 日電協ではこのほど、遊技機の不正改造事犯を憂慮し、特に摘発事例の多い30φ機用主基板の直送方式の変更を緊急的な応急措置として行うことを発表した。同組合は継続的な不正機の撲滅に努力しているものの、依然として不正機が横行している事態に歯止めをかけるのが狙い。

 従来では製造メーカーが工場出荷時に主基板と本体を別梱包し、各店舗に直送することを原則としていたが、今回変更となる点は、工場出荷時に主基板を遊技機本体に取り付けて「かしめ」ることを義務づけ、納入先の店舗においてのタイムラグ問題の解消と「かしめ」の取り外しの困難性を付加することにより不正行為の防止を図ることとなった。

 実施時期については遅くとも3月1日までにはスタートさせる予定。なお、25φ機は従来通りの方式での発送となる。


呼び出しランプ訴訟、アサヒ電機(株)が勝訴

呼び出しランプ訴訟、アサヒ電機(株)が勝訴(2002/02/08更新)

 一昨年より全日遊連をも巻き込んだ『呉商・呼び出しランプ事件』。関連訴訟では初の判決が下り、アサヒ電機が勝訴した。

 呼出しランプの特許権を主張する原告「呉商」らと、被告のメーカー「アサヒ電機」の間で特許権の侵害をめぐって争っていた問題で、大阪地裁は1月17日、「呉商」らの訴えを棄却する判決を言い渡した。

主文

1 原告(反訴被告)らの本訴請求をいずれも棄却する。

2 原告(反訴被告)らは、被告(反 訴原告)が製造販売する別紙物件目 録1ないし5記載のパチンコ台の表 示装置が、原告(反訴被告)らの別 紙特許権目録記載の特許権を侵害す るという事実を、文書又は口頭で、告知し又は流布してはならない。

3 訴訟費用は、本訴反訴を通じて原 告(反訴被告)らの負担とする。

 争点は、「呉商」の主張する特許である呼び出しランプの信号入手方法に中央制御装置(ホールコンピュータ)が不要か否かだったが、判決理由によると「アサヒ電機」製品は中央制御装置から出力される打ち止め表示信号に基づいて打ち止め表示を行なうため、「呉商」が有する特許権の説明にある「中央制御装置が不要であり、云々」の製品とは異なるものである。したがって、発明の技術的範囲に入らず、特許権を侵害しているとは云えないと述べ、「呉商」ら原告の訴えを退けたものとなっている。

 また反訴とは、本件訴訟にあたり「アサヒ電機」は、「呉商」らに対し「関係者に警告書等を配布する行為は、営業誹謗行為だ」として中止を求める反訴を起こしていたが、この反訴も判決で「アサヒ電機」の主張が認められ勝訴している。未だ係争中の訴訟も多数あるが、争点となった部分がどうなっているかで他がどうなるかは分からない。今後の動向が注目される。


警察庁『金』と『貯玉』、「容認」解釈を明確化

警察庁『金』と『貯玉』、「容認」解釈を明確化(2002/02/08更新)

 日遊協は2月4日、先に警察庁生活安全局がまとめた「風適法等に関する法律等の解釈運用基準」を発表した。

 この中でとくに注目されるのは、「遊技場営業者の禁止行為」を明記した箇所で、法第23条で禁止されている有価証券の提供に関し、『金地金』は有価証券にはあたらないとする解釈を示していることだ。『金地金』の景品提供を公式に容認するのは今回がはじめて。

 また、貯玉・再プレイについても、「営業所ごとの会員カード等を利用して当該営業所内のコンピュータ等において、当該数量を当該会員カード等に電磁的方法その他の方法により記録することをしないものは、法23条第1項第4号にいう書面にはあたらない扱いとする」との初の解釈を示した(法23条第1項第4号…遊技球を客のために保管したことを表示する書面を客に発行すること)。

 貯玉・再プレイは平成元年の事業開始当初より、23条に抵触する違法性が疑問視されていた。会員カードが玉を保管する証票に該当するのではないか、との指摘だ。これに対してJ-NET側(この事業の主体的企業)は、「カード自体には玉の保管を表示していない」としてその合法性を主張していた。今回の解釈はそれをはじめて法的に支持したものといえる。

 警察庁・吉田生安課長は1月18日に行われた全日遊連の新年理事会で、同システムの法的位置づけの明確化について言及していた。


2002年2月1日金曜日

宮城県遊協、海認定で「かしめ」外しも示唆

宮城県遊協、海認定で「かしめ」外しも示唆(2002/02/01更新)

 宮城県遊技業協同組合(小山重道理事長)は1月30日、仙台市内のホテルで新春経営者研修会を開いたが、講師に招かれていた宮城県警本部生活安全企画課の芳賀敏郎係長から次の各点について強く協力を要請された。

1.『海』シリーズの認定作業について

 同シリーズにいわゆる裏ロムが出回っているとの情報があることから、今後の認定手続きに伴いかしめを外し基板内部まで検査する可能性もある。

2.入替承認前の機種名の宣伝について

 入替承認前の機種に関し、機種名入りの宣伝はいかなる方法でも慎むように。

3.ダブルサンドについて

 CRユニットと現金サンドの併用を維持。ユニット機能を消滅させたり、それ自体を取り外し、現金サンドのみを使用する行為は認めない。




グリーンべると

都遊協、H14年度推進項目にW杯対応を掲示

都遊協、H14年度推進項目にW杯対応を掲示(2002/02/01更新)

 都遊協は1月22日、東京ドームホテルにおいて新年理事会を開催し、懸案のW杯サッカーグッズ問題を再度検討。問題解決へ向けた各組合員のグッズ購入案を採択した。

 都遊協では全日遊連が臨時理事会を開いたことを受け、昨年12月25日に臨時理事会を開催し、負債を抱え込む事態に至った原因や経緯等に関する情報開示、責任の所在の明確化、再発防止対策の立案を条件に、グッズ購入推進を決議していたが、今理事会では販促の手助けとして、都遊協がw杯サッカー観戦チケットを用意し、グッズ購入者に抽選で配布することや、コカ・コーラW杯プロモーションに参加できることが提案された。


総額1億6000万円超。27回目を迎える募金贈呈式

総額1億6000万円超。27回目を迎える募金贈呈式(2002/02/01更新)

 『島田療育センターを守る会』では1月23日、東京・中野サンプラザにおいて、恒例となっている重度心身障害者施設『島田療育センター』に対する寄付金の贈呈式を行なった。

 島田療育センターは昭和33年、当時の日本橋遊技場組合長だった島田伊三郎氏が1万数千坪の土地を提供し、昭和36年に日本で最初の重度心身障害児施設として創設。昭和50年に経営危機に陥った際、業界の先達が作った福祉施設をなくしてはならないと、当時の業界関係者らが集まり「守る会」を結成した。これまで毎年、募金をセンターへ寄付し続けている。今年は538万834円が贈られ、総額は1億6670万5561円に達している。


兵庫県内の余玉計1千万円をユネスコに寄付

兵庫県内の余玉計1千万円をユネスコに寄付(2002/02/01更新)

 兵庫県遊技業協同組合とAM神戸、神戸新聞事業者の3者で運営される「はあーとふるふぁんど委員会」は1月28日、(社)日本ユネスコ協会連盟に対して1000万円の支援金の贈呈を行った。地元マスコミが加わった同委員会が運営する「ひょうご・はぁーとふるふぁんど事業」は、兵庫遊協加盟のパーラー650軒のうち、約500軒のファンの協力を得て遊技時に出たこぼれ玉や景品交換後の余り玉、それにパーラーからの寄附金を加えて基金として積み立てていき、その基金を年3回に分けて様々な支援を行うことが主な事業活動。

 今回は2001年9月から12月まで集められた資金1000万円をユネスコ活動支援事業(教育・文化国際事業支援)に贈呈されることになった。なお毎年1月から4月までの募金は公募によって審査を行なった上で支援が決定した各地域ボランティアを援助、5月から8月までの資金は「ひょうごふるさと振興サポート」として公募により県内の地域おこし活動をしている民間団体や第三セクターなどに支援される。

 当日、神戸タワーサイドホテルにおいて行われた資金贈呈式には目録の贈呈を受けたユネスコ協会の野口昇理事長のほか、ラジオ関西社長の山口一史はぁーとふるふぁんど委員会実行委員長、兵遊協の米田義一理事長、岩本和夫神戸新聞事業社社長らが出席し、祝辞を述べた。