
全日遊連、全商協、回胴遊商、日工組、日電協、日遊協の6団体で構成される中古機流通協議会が3月30日に会合を行い、かねてから議論が続いていた中古機流通制度の新しいスキームについて大筋で合意した。同日、スキームのフロー等、概要について発表した。
新スキームでは、中古遊技機として移動させる場合、遊技機取扱主任者の事前点検確認を「撤去した後」と義務付けるとともに、パチンコはビニール袋による包装、パチスロは施錠の上、セキュリティーシールを貼付して「型式の保全措置」を施すとした。
それに伴い、遊技機が撤去済みであることを証明する「撤去遊技機明細書」や流通における責任の明確化を徹底させるための「保管・納品確認書」等、幾つかの書類作成業務も新たに追加される。すべての中古移動のケースで適用となり、開始は6月からを見込む。スタートまでの間に研修などを通して新制度の啓蒙に務めるという。
今回の措置によって、中古流通時、一部で行われていた、いわゆる「前Q」と呼ばれるような設置中の点検確認業務は禁止となり、中古機流通において2週間程度、遊技機を倉庫などで保管する「手続き待ち期間」が加わることになり、影響は中古機流通ばかりでなく、中古転売を織り込んで動いていた新台市場にも及ぶとみられる。
遊技通信
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