タイヨーが民事再生法適用を申請

タイヨーが民事再生法適用を申請(更新日:2010/4/26)

民間信用調査機関によると、日電協加盟のパチスロメーカーであるタイヨー（東京都品川区、金井啓欣社長）が4月22日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請したことが分かった。

07年に発売された同社初の5号機「科学忍者隊ガッチャマン」の部材が足りずに、一部の都府県で納期が間に合わないという事態が発覚して以降、売上が低迷。08年には同社の販売窓口にあった関係会社が決済難に陥った事が表面化し、グループとしての資金繰りに問題が生じて信用不安が高まっていた。その後、事務所移転や人員の削減などで経費削減を行ったほか、「一騎当千」の後継機「一騎当千2」で巻き返しを図ったが、ここにきて大口の不良債権が発生、資金繰りのメドが付かず今回の措置になったという。今年3月には、4号機時代に人気を博した「ファニーサンタ」シリーズの最新作である「ファニーサンタ2」を発表したばかり。





同社は昭和46年に設立。05年7月期には年売上高約52億円を計上していたという。

遊技通信