大遊協国際交流協会が留学生招きトヨタ見学(更新日:2008/10/21)
財団法人大遊協国際交流・援助・研究協会(林清理事長)は10月14日、留学生約60人を招いて企業見学会を開き、愛知県豊田市の「トヨタ自動車元町工場」などを訪れた。参加したのは大阪府内の19大学に通う、8つの国と地域出身者。7割が中国出身者だったが、今回はネパールからの留学生が7人と例年に比べて増えた。また、見学先はこれまで近畿地方ばかりだったが、トヨタ自動車の見学を希望する留学生が多いことから、今回は愛知県にまで足を伸ばした。一行は午前9時すぎに大阪市の近鉄上本町駅をバスで出発。三重県桑名市の植物園「なばなの里」で昼食をとり、再びバスで豊田市に向かった。同工場では情報セキュリティーのため、カメラや携帯電話の持ち込みは禁止。留学生たちはカメラや携帯電話をすべてバスに残して工場内に入った。工場ではまず、トヨタの案内担当者から「ジャスト・イン・タイム(必要なものを、必要な時に、必要なだけ)」や「自働化」といったトヨタ生産方式の考え方について説明を受けた後、クラウンなどの組み立てラインを見学。「かんばん」や「アンドン」などトヨタ独自の設備を興味深そうに確認した。トヨタ自動車本社に隣接している「トヨタ会館」では、同社のクルマ作りに関するコンセプトを展示したミュージアムを見学。環境や安全、品質といったテーマごとの展示を見て回った。見学を終えた中国人女子留学生は「トヨタ自動車の工場はとてもおもしろかった。普段はなかなか愛知県まで来ることができないので、こうした見学会を企画してくれた大遊協国際交流協会にはとても感謝している」と話していた。
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