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2007年2月27日火曜日

長崎県遊協がCM放映2企業に“格差処分”

長崎県遊協がCM放映2企業に“格差処分”(更新日:2007/02/27)

長崎県佐世保市に本社を置くホール企業、A社が、長崎県遊協(中島義雄理事長)の自主規制に反してテレビコマーシャルを放映したとして、1月19日に県遊協から除名された。だが、同社以外にもテレビコマーシャルを放映したホール企業、B社(本社・福岡県久留米市)は除名されておらず、県遊協のちぐはぐな対応に疑問の声が上がっている。コマーシャルは昨年12月から地元テレビ局で放映。有名演歌歌手が出演している。コマーシャルについては昨年9月の県遊協理事会で解禁を求める議案が出された。議案は10月の理事会で再協議。解禁に反対する意見が多数で、現状維持が決まった。しかし、12月にA社が放映に踏み切ったため、県遊協は1月19日に臨時総会を開き、総数の3分の2以上にあたる45票の賛成でA社を除名。だが、同様にテレビコマーシャルを放映したB社に対しては中止勧告にとどめた。B社を除名しなかった理由について県遊協は「A社に対しては時間をかけて説得してきた。B社にも段階的に検討していく」と今後の処分の可能性を示唆したものの、同県内のホール関係者は「同様にテレビコマーシャルを流しているのに処分が不均衡だ」と県遊協の対応に首をかしげている。また、A社は1月23日、コマーシャルの自主規制が組合員の活動を不当に制限するものだとして、公正取引委員会に申告。また、除名処分の取り消しを求める民事訴訟の準備を始めた。そもそも、組合の自主規制については10年前に公正取引委員会から独占禁止法違反を指摘され、規制を撤廃するケースが各地の組合で相次いでいる。今回、自主規制に反した組合員を除名した県遊協の対応についても、法的な問題点が指摘される公算が高い。

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